最近メディアによくサラサラ血液の話題が出ます。
サラサラ血液だと全身のすみずみまで酸素や栄養を届けることができ、健康生活の基本です。
しかし現代人は生活習慣病やメタボリック症候群のため、ドロドロの人が増えています。
水を大量に飲むとサラサラ血液になりそうですが実はそうなりません。
サラサラ血液とは赤血球がしなやかに変形し、狭い所をすり抜け、白血球がベタつかず、血小板の固まりもない血液のことで、血液中の水分量ではなく血球自体の機能が正常な血液のことです。
従って一般的な血液検査が正常でも、偏った食生活、肥満、運動不足、多飲多食、ストレス、喫煙の人はドロドロ血液の可能性があります。
もちろん高脂血症、糖尿病の方はその度合いはより増します。
更にドロドロ血液は夜ふかしやファーストフードのため、中高校生にも増えています。
動脈硬化とは中等以上の動脈が硬くもろく狭くなる事ですが、原因がドロドロ血液と重なるものも多く、両方が合併すると脳、心筋梗塞の危険性が増します。
最近、血液サラサラ度の検査が普及し、簡単に測定できるようになりました。
これに動脈硬化検査を加えるとより総合的に血流状態を把握できます。
素因のある人は受けたほうがいいかも知れません。